健康保険証はマイナ保険証へ

社会保険制度・法改正

2025/11/06

― 2025年12月から変わる医療現場の新しいかたち ―

はじめに：健康保険証が廃止されます

2025年12月1日をもって、現在の健康保険証が廃止されます。
これにより、翌12月2日以降は医療機関での受付方法が大きく変わります。

「では、今後はどうやって病院を受診すればいいの？」
という声にお応えして、今回は新しい仕組み「マイナ保険証」と、
今後活用が広がる「スマホ保険証」について解説します。

マイナンバーカードを持っていない方、
または健康保険証としての利用登録をしていない方には、
保険者から「資格確認書」が発行されます。

これは従来の健康保険証と同じように医療機関の窓口で提示でき、
保険診療を受けることができます。
ただし、有効期限が設定されているため、定期的な更新が必要です。

マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証の機能を紐づけたもの。
医療機関の専用機器にカードをかざすだけで、
オンラインで保険資格を確認でき、そのまま受診できます。

この仕組みにより、

すでに多くの医療機関や薬局で導入が進んでおり、
窓口での待ち時間短縮や事務効率化が期待されています。

2025年9月19日からは、
スマートフォンにマイナンバーカード機能を搭載できる仕組みが始まっています!!

スマホを医療機関の機器にかざすだけで保険資格を確認でき、
マイナンバーカードを持ち歩かなくても受診可能になります。

「スマホ保険証」はまだ対応機関が限られていますが、
今後順次拡大予定。
より便利で安全な医療アクセスが実現していきます。

マイナンバーカードの交付申請、健康保険証の利用登録、
さらにはスマートフォンへのマイナンバーカードの追加はすべて任意です。
しかし、行政手続きや医療サービスのデジタル化が進む中で、
マイナ保険証の活用は今後ますます一般的になるでしょう。

企業としても、従業員向けに

などを丁寧に周知しておくことが大切です。

制度移行のタイミングで混乱しないよう、
今のうちから準備を進めておきましょう。

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